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「富士山」深田久彌 (編) 昭和15年10月20日発行





「富士山」という本を出すことは随分前から考へてゐた。案内記風のものは世間に澤山あるが、富士山全體に亘って萬遍なく書いた本が甚だ乏しいからである。さう考へて先づ手始めに富士の文獻を蒐めにかかったが、これが又大變な數で、その中からこれだけに編輯し終るまでには大ぶ苦心をした。青木書店にも面倒をかけた。せつかく活字に組んだ版を棄てたり、組み代へたり、さういふ無駄だけでも百頁は越えたらう。完全とまでは行かなくとも、少しでもそれに近づけたかつたからである。(編輯後記より) 野中至の「寒中滞嶽記」始め、廣瀬潔「氷雪の冨士行」、黒田長禮「富士の鳥類」などが掲載されている。
 * 深田久彌 (編)
 * 青木書店/昭和15年10月20日発行
 * A5判・503頁
廣瀬洋一様から寄贈を受けました。



寒中滞嶽記
  野中 至
明治二十八年の秋から冬にかけて八十二日間、野中至が富士山頂に施設觀測所を設けて氣象觀測に從事されたことは、當時畫期的な出來事として世間の耳目を 動せしめた。いかに絶大な困難と戰ひつつ、氏がその志を遂げられようとしたかは、本文に委しい。ここに掲げたのはその八十二日間の滯頂記である。(編者注より)





氷雪の冨士行
  廣瀬 潔
この富士絶頂からのスキー滑降は、その滑降高距と共に計らずも山岳スキー界の最高記録となったが、これは本文中にも記述してある通り、三月一日夜から二日にかけて、偶々冬としては珍しい七百四十八ミリの可成り強い熱帯性低気圧が土佐沖に現れ、東海道沖を東北東に進行したため、富士山に稀有の大雪を降らせ、しかも特殊の気圧配置から山頂が無風状態に陥ったので、氷上にかくも多量の積雪を見た訳で、丁度その時滞頂待機中だった私達一行がそれに乗じ、雪が風で飛ばされないうちにスキー滑降を決行したもの…(附記より)




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