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野中到・千代子資料館

Nonaka Itaru/ Chiyoko Archives



野中到が私財を投じて山頂剣が峰に観測所用建物を建設し、初の冬季気象観測を開始したのは1895年(明治28年)10月のことです。しかし、到・千代子夫人共に病気となり、越冬ならず12月に観測継続を断念し下山した話はあまりにも有名です。本資料館では野中到・千代子に関係のある貴重な資料を保存・公開しています。



廣瀬洋一氏の贈り物
「富士山測候所が民間に貸し出されたとのニュースを見て、関係の方々に役に立つならば寄贈したい」という有難いお便りを廣瀬洋一氏(協力者で若い友人・廣瀬潔氏)から頂いたのは2009年の4月である。富士山測候所を使い研究を続けたいという目的で発足したNPOの事務局にとって、富士山測候所が、個人の偉業によって出発し、その後民間の有志のお世話になって維持されたことを知る「歴史」との初めての接点であった。…





野中勝邸訪問(2017年11月26日)
研究助成金などでお世話になっている新技術振興渡辺記念会の高木喜一郎様の個人的なお知り合いという不思議なご縁で、逗子の野中勝様のお宅を訪問し、貴重な遺品を見せて頂いた。








富 士 山 (深田久弥編著、青木書店)
「富士山」というタトルの1940年発行の古い本を頂いたのは2009年4月である。NPO法人の東京事務所に廣瀬洋一という方からお便りが届いた。故広瀬潔氏の御子息で、「亡父の遺品の中に野中先生の手紙などを発見したので」と送って下さったものの中の一つである。 野中到・千代子夫妻の壮絶な山頂滞在後も通年観測を諦めず、「富士観象会」を設立して観測の準備を行なっていた野中氏を資金的に援助した三井報恩会の関係者、日本山岳会会員として山岳気象学の先駆者でもあった廣瀬潔氏は富士山測候所の恩人の一人である。…



富士山巓の觀象臺
この『富士山巓の觀象臺』という18頁の小冊子は、野中到の大志を実現させるために寄付金を募るための文書(募金趣意書)であろうか。 表紙に「富士山巓觀象臺設置費凡十五万圓」というバナータイトルの下に「▲新聞、雑誌記者諸君ヨ、野中氏ノ大志ヲ賛成シテ此文ヲ貴紙ノ一隅二見ルノ榮ヲ與ヘヨ・・・(以下省略)」とあり、また、「此文を讀まん人々は、務めて此事を多くの人に吹聴し、叉は新聞雑誌に掲載して、間接に観象臺の事業を扶助せられんことを請ふ」とあるとおり、新聞雑誌等に掲載してもらうことを意識した原稿らしい。…


野中千代子は気象学会の会員だった?
野中千代子は気象学会の会員だった?
新田次郎の小説「芙蓉の人」には、(気象学会に)入会を希望して会費を送った千代子の手紙が、返送されてくることが書かれている。しかし、この小説は名著であっても、細かいところでは必ずしも史実に忠実ではない。このことを、昨年末お会いした野中到・千代子夫妻の孫にあたる野中勝氏のお話から初めて知った。




野中到・千代子の著書

『地学雑誌』、『気象集誌』、『気象百年史』などに掲載された野中到および千代子の著作を収録。







野中到・千代子がモデルになった小説など

野中到・千代子がモデルになった小説や二人の活動が取りあげられているドキュメントなど







リンク集

*極寒の富士山頂で気象観測 野中到夫妻の壮絶な82日間 『花菜の森から』2018年1月号 Vol.64 【博多を知ろうシリーズ】
株式会社花菜(福岡市)様がお客様へ毎月発行している小冊子です。

*寒中滞岳記(青空文庫)
2010年2月3日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。

*富士山頂の観測所閉鎖の難を免る 三井報恩会から7千圓(東朝新聞:昭和9.8.19)
「つい先頃癌研究所のラヂウム購入に百萬円を投出した三井報恩会では資金難で今年から閉鎖する外はあるまいとされていた富士山頂の観測所に約七千円を補助して甦生させることになった…」

*野中到と広瀬潔(東京新聞コラム『紙つぶて』2013年11月12日)
中日新聞/東京新聞夕刊コラム『紙つぶて』に2013年7月から12月までの6ヶ月間、その火曜欄の執筆を担当。全26回にわたる同コラムは各方面から大きな反響を呼びました。

*佐藤小屋(交通新聞コラム『交通評論』2012年10月1日)
交通新聞は、運輸業界を中心とした業界紙で、JRグループ全般に関する報道を中心に、JR以外の鉄道会社、航空など鉄道以外の運輸業界、旅行・観光などの関連業界、国土交通行政に関する内容をカバーしています。

*富士山測候所の歴史を訪ねて―野中到・千代子のお孫様宅を訪問(会報『芙蓉の新風』Vol.12 2018年1月31日)
富士山測候所を活用する会の会報誌に寄稿したものです。







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