富士山測候所を活用する会

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遠隔教育の試み…富士山頂実験室

Distance Learning


「富士山測候所を研究と教育の拠点に」は富士山測候所を活用する会のスローガンである。 毎年、多数の研究者が山頂で実施している観測研究に加えて、教育面での測候所の活用は、これまでも山頂での富士山学校講座があったものの、子供たちにとっては体力的な問題もあり、参加するのは困難であった。

2011年8月4日、気象実験クラブの佐藤元さんが中心になり、パルシステム神奈川ゆめコープの組合員の交流会の一部として気象予報士会サニーエンジェルスの「お天気教室」のなかで「ライブ中継」が実施されました。富士山測候所を活用する会は、その舞台となる測候所を提供する形でコラボレーションが実現したものです。

山頂には佐藤元さんのほか、気象実験クラブの1名と学生の3名が前日から泊まりがけで準備。本番直前になって無線LANがうまくつながらず、急きょSkypeに切り替えて行うことに。でも、富士山頂でのこういったトラブルを想定して、あらかじめ何重にもバックアップ対策をとってこられたのはさすがです。

新横浜にある、パルシステム神奈川ゆめコープ、本部の下界の会場には親子連れが約30人と気象予報士サニーエンジェルスのスタッフの皆さまが6名。会場の大きなスクリーンに映しだされる佐藤元さん、学生さんたちと対話する形で進められました。

「山頂にはトイレがあるのですか」「山頂では電気をどうやってつくっているのですか」「山頂では何を食べましたか」「カミナリがきたらどうするのですか」などなど・・・次から次へと浴びせられる子供たちからの質問とそれに答える山頂の学生とのやりとりは会場を沸かせてくれました。

富士山測候所で科学講座は毎年やってきましたが、このようにインターネットを使って山頂と地上を結んで中継した講座は初めての試み。小学校低学年の子供たちにも富士山測候所の存在が身近なものになったことでしょう。「気象庁の施設でありながら気象の分野でほとんど使われないのは、気象予報士としてはいささかさびしい」とおっしゃっていた佐藤元さん。

未来を担う子供たちが富士山測候所、ひいては科学への興味関心を持つきっかけにとのねらいはひとまず成功。今後の富士山測候所の新たな活用の道がひらけたといえよう。



富士山頂実験室
富士山元測候所を2011年から活用開始し、SKYPE等で地上と相互交信出来ました。高所と地上とを結んでの実況による交信は、地球を周回する宇宙船は別にして、地球上では滅多になく、もちろん富士山では初めての事業でした。その様子は、幸いにも会報「芙蓉の新風」の2012年巻頭に掲載されました。水の沸騰温度計測、放射線の飛跡長測定、地上と頂上で同じ菓子の袋の画像を同時に見ながら大きさを比較する、お鉢巡りをしながら遠くに湧き上がる積乱雲を映しだす、等の実況を地上に送りました。地上の子供たちにとっては、行けない・登れない「未知の世界」でくり広げられる実験・観察の有様をリアルタイムに見ることによって、富士山への多大な興味を持ってくれた、と思います。世界文化遺産となった富士山のその頂上からの情報発信は、日本の、いや世界の文化と科学の進展に寄与し、世界中の人々に貴重な情報と感動を贈ることができると、思っています。
2017年1月1日 富士山測候所活用10周年に寄せたメッセージ 佐藤元(日本気象予報士会)





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