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SO2データの公開を開始しました



各位
2015年7月27日
NPO法人富士山測候所を活用する会


NPO法人富士山測候所を活用する会は、このたび富士山頂でリアルタイムモニタリングしている二酸化硫黄(SO2)データの公表を始めました。SO2は火山噴火活動でも放出されるため、噴火事前検知にも貢献すると期待されます。


SO2ガスは主に石炭燃焼が発生源で、汚染大気が運ばれてくると濃度が高くなります。また、SO2は火山噴火によっても放出され るため、噴煙が富士山頂に運ばれると濃度が高くなり、2013年、2014年には桜島噴火の約2日後に濃度が顕著に上がったことが報告されています。

首都大学東京の加藤俊吾・准教授は2007年から、オキシダントなどの微量気体のモニタリングを行っていますが、今年から大島燦さん(東京学芸大学鴨川研究室)の協力を得て、システム構築を行い、SO2の10分ごとのリアルタイムデータを公表します。

夏の富士山頂ではSO2濃度が増加するほどの汚染大気の輸送イベントはあまりおこらないので、通常はほとんど濃度はゼロになりますが、遠方の火山噴火検知や富士山噴火の事前検知に貢献することが期待されています。





二酸化硫黄(SO2)リアルタイムモニタリングの公開ページ





■本件に関するお問い合わせ先
事務局:   TEL:03-3265-8287 FAX:03-3265-8297
E-mail:npofuji3776@yahoo.co.jp



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